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左岸;江國香織

借りてみてから知ったのですが、この本(左岸)には、「右岸」という辻仁成バージョンがあるらしいのです。

江國香織と辻仁成といえば、”冷静と情熱のあいだ”で離ればなれののち再会するカップルを男女それぞれの側から書いたコンビです。

”冷静ーー”はキープして繰り返し読む本の1つなので、かなり期待して読み始めました。

が、、、、

江国版=左岸の主人公の女性は、かなり奔放で、お相手がコロコロ変わります。
幼稚園時代から50歳くらいまで書かれているのに、いったい右岸の主人公はだれなの?というくらい。ずっと、陰のように登場する人物が右岸の主人公となるようなのですが、かなり左岸の中では影が薄いので、”冷静ー”ほどは盛り上がって読めないのではないかと、今から心配です、、というより、あまり読もうという気になりません。

「左岸」自体は一人の女性の人生をなぞるという形で、面白かったんですけれど。
主人公が若かったときには、母親の生き方を「勝手だ」と反抗していたのに、娘を持ってみたら自分にそっくりな頑固な性格に悩まされ、娘からは「お母さんは私に関心がないみたい」と言われたり、、、。

人生ってそういう繰り返しになっているのかもしれないですね。
by daysofWLA | 2009-07-07 20:39 | 読んだもの | Comments(0)
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