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さゆりーmemories of Geisha

チャン・ツィー・イーが、渡辺謙が、役所広司が、桃井かおりが出るという映画の原作です。

主人公は、不思議な色の瞳を持つ少女。母が病気で今にも死にそう、家も崩壊寸前という状態で、姉と共に祇園に売られてきます。屋形(置屋)の先輩芸妓、初桃にいじめられつつも同じ年頃のオカボと共に稽古を始めるのですが、一緒に売られてきた実の姉が女郎屋にいるときき、会いに行ったり、その姉と脱走を試みたりして、女将さんに怒られてしまい、舞子としてのデビューの機会を失います。
そんな折り、街でであった「会長さん」に励まされ、芸妓になって会長さんに会いたい一心で芸妓として生きる決心をするのです。
舞子「さゆり」になってからは姉さん芸妓となった豆葉のバックアップもありお披露目、水揚げ、都踊りへの出演と、順調に出世していきます。
さゆりの熱心な贔屓になってくれたのが「延さん」という電気会社の社長ですが、なんと彼はあこがれの会長さんの盟友でもあり、悪い人ではないのですが、心が会長さんにあるさゆりにとっては可愛がられるのもまたつらいところ。

桃井かおりのインタビューによると、日本とは違う国の「ファンタジーの世界」が描かれているそうで、どんな風なアレンジなっているのか、楽しみです。

小説は、さゆりによる日本語のモノローグを英語に翻訳した、という設定になっていて、今回読んだのはその原作のさらに日本語訳だったのですが、原作では京都の言葉がどのように書かれているのか興味があります。
by daysofWLA | 2005-02-12 10:56 | 読んだもの | Comments(0)
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